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株式会社ニューオタニの実践

1-1 学習の場:毎週1回の学び


 
 以下の文章は、平成5年(1993年)に書かれたものですが、株式会社ニューオタニにおける「障害者が毎週、学習会」を始めた経過を、その当時の状況として、つぶさに表現しています。
 増田さんは、その驚きを以下のように書かれています。今でも学ぶ点が多い文章だと思います。(編集子)

 《障害児学級を受持って十年めになりますが、その間に何人かの理解ある事業主の方と知りあいになりました。その中でも特に、くつ底製造メーカーの㈱ニュー・オタニの社長さんの実践は、本当にすばらしいのです。(中略)
 マキちゃんは対人関係は苦手ですが真面目な性格で、入社してからの一年間、無遅刻・無欠席でした。仕事も一年間でほぼ一人前になりました。マキちゃんの仕事ぶりを見た社長さんは、次の年、ひろし君を採用してくれました。
 この年の三月、ひろし君の正式な入社が決まってすぐ、社長さんがまた学校を訪れました。ひろし君の様子を見たあと、社長さんは、「今度、会社で勉強会を開こうと思う。中卒で入社した子は、卒業後全然勉強しないと、せっかく学校で勉強したことを忘れてしまうでしょう。それでは先生方がいっしょうけんめい教えたのにもったいないじゃありませんか」
と私に言いました。》
(編集子)























 

  












2019/10/12)








 










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麻希ちゃんの日記

増田さんの文章の中で「マキちょん」として登場している「飯島麻希さん」が書いてきた文集です。
毎週1回、青木さん(増田さんのお父さん)から日本語や社会勉強などを教わりながら、学んで受け答え、自分の意見・感想をきちんと応答できるほど、人間的な成長が見られます。
参加者一人ひとりが書いている文集は、不定期刊ですが、毎月発行した時期もありましたが、今でも毎年、出しています。


 編集人:飯島信吾
ブログ:ある編集者のブログ
企画・制作 インターネット事業団(本メールにご連絡ください)
UP 2019年10月05日
更新 2019年10月05日
更新 2019年10月12日